聖母マリア像が描かれた真っ赤な外壁が目を引くメキシコ料理店。12月に7周年を迎えた。陽気なラテンミュージックでアットホームな雰囲気を演出。40種類ほどのテキーラをそろえ、客の好みに合わせて提供する。
「罰ゲーム感覚で飲むものだと思われがちですが、例えばたるで1年ほど寝かせた『クエルボ1800アネホ』はコクや甘みのある味わいが楽しめ、ワインやウイスキーが好きな人ならきっとファンになると思います。基本はショットですが、ソーダ割りなども用意。スペイン語で〝酔っぱらい〟を意味する店名のように、みんなで楽しく盛り上がりましょう」
トウモロコシ粉100%のトルティーヤを使うタコスやチーズを挟んで焼いたソウルフードのケサディア、メキシコ産牛肉ステーキなど本格的な味付けのメニューがテキーラの味わいを引き立てる。
「料理は見た目ほど辛くなく、若い女性にもお薦めです。幅広い層に訪れてほしい」
グッドウェーブ(東京)が運営するストレッチ専門店で、FC加盟の広島本通店は2021年2月に開店。このほか中国地方はゆめタウン広島店、イオンモール岡山店があり、新店舗の計画もあります。
廿日市市出身で、小学校1年からバスケットボールを始め、広島観音高校時代には県大会1位に。中国大会にも出場しました。広島修道大学では中国リーグで3位に。NBAで活躍したアレン・アイバーソン選手のファンで、私と同じポイントガードで得点力があるところが魅力です。バスケットのテレビ観戦のほか年に数回、広島ドラゴンフライズや広島カープの試合に出掛け、観戦を楽しんでいます。
仕事を通じてもスポーツに打ち込む人たちを応援。かたまった筋肉をほぐし、関節の可動域を広げ、けがしにくい体づくりを目指すのが基本です。顧客の要望に合わせ、僧帽筋や肩甲骨周りなど約100カ所の筋肉のストレッチに対応。機械は使わず、ベッドに横たわってもらい、約2カ月間の研修で取得する民間資格「CBST(コアバランスストレッチトレーナー)」を持つ7人のトレーナーがマンツーマンでストレッチ。料金は40分5940円からで、60分、80分、100分コースもあります。40〜60歳代の利用が多く、ゴルフやマラソンのパフォーマンス向上のために通う人もいます。他店舗ではプロチームに帯同するトレーナーがいるほか、プロスポーツ選手の来店もありますよ。
広島からユニコーン企業が現れるだろうか。昨春に「ひろしまユニコーン10」プロジェクトを立ち上げた湯崎知事は「広島からユニコーンに匹敵する企業を10年間で10社創出する」と目標を掲げた。ユニコーンとは「評価額が10億㌦以上で、設立10年以内の非上場企業」を指す。米国にはたくさんいるという。
さて、いま、県内に企業価値が1000億円を超える企業は何社あるのか、会社四季報によると5月時点でわずか9社にとどまる。マツダ、中国電力、エフピコ、イズミ、ひろぎんホールディングス、福山通運、中電工と広島を代表する有力企業が名を連ね、そこに半導体製造装置のローツェ(福山市、評価額1758億円)、太陽光発電最大手のウエストホールディングス(西区楠木町、同1394億円)の2社が食い込む。
ウエストHDは脱炭素化の世界的な流れを追い風に、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーで業界の先頭を走る。吉川隆会長(73)が1981年に創業。建材卸、瓦事業、戸建て事業、リノベーション、戸建て向け太陽光発電、メガソーラー事業などに遷移させながら企業価値を高めてきた。吉川会長は、
「新事業の糸口はビジネスにはらむ矛盾の中にある。供給者視点でなく、利用者目線に立つと不透明なことは多い。そこにメスを入れてきた」
例えば瓦事業。従来は坪単価だけで金額を見積もる商習慣があったが、同社は使う製品や部材ごとに価格を明確化し、市場を切り開いた。
「本来は目的を達成するための方法(手段)なのに、それが逆転し方法が目的化することがある。方法は限りなく存在し、そこに変化を促していく。失敗することよりも、変化を恐れてやらないことのほうが問題だ」
会長自らまとめた社員向けの小冊子「あなたをあきらめない。」に変化を創造する大切さを述べる。
「企業は社員一人一人が向上心を忘れたその時から衰退が始まる。好調の時ほど、何かを達成した時ほど、衰退に向かう最大の危機です。これは企業だけではなく個人も同じです。良い状態になったら、そこに満足し保身に走らず、新しい目標に挑戦していくことが大切。いい状態になったらそこでいったん断ち切って見直してみる。そこから素早く次の行動に移る。これが変化を創造する秘訣ではないでしょうか」(抜粋)
2004年に株式公開を果たし、現在の連結社員数は約500人。一般的に組織が大きくなると〝大企業病〟に陥る弊害がつきまとう。
「企業の成長とともに安心感を抱くようになる。それが安易な考えや気配りの欠如、積極性の喪失につながっていないだろうか。大きい船だからといって沈没しないわけではない。船は大きくなると小回りが利かず、急な危険を回避することが困難になる。これは企業も同じことです」
山あり谷あり。体験に裏打ちされた企業経営の鉄則を分かりやすく、人生の指針も優しく語り掛ける。
12月1日に陸上風力発電への参入を発表するなど、攻めの姿勢を貫く。わが社は穴ぼこだらけ。完璧でないからこそ頑張れる。いつも発展途上だが、超える壁が大きいほど仕事は面白いと言う。